2003年(平成15年) 6月5日(木曜日)
「どうして確率が答えられない?」
2003年(平成15年) 6月5日。
一昨日のミニロトで高密度ポリスチレン製の新球が使われ、今日はロト6で新球デビューとなりました。
31個で騒々しい抽せんだった一昨日を思い出しつつ、今日は43個でどうなるのかと思ってみていました。
→ 球の材質を変えるらしい!
→ ひと足先に新球公表!
→ 遂にセット球公開!
ドリーム館付設の売り場で、「第137回ロト6で2等3508万円当たり」と掲出されていましたが、毎度のことながら、数字選択式宝くじの場合、当せん者がどこに当たりのマークカードを持ち込むかで決まるわけで、こういう宣伝で庶民の購買意欲をかき立てようとするのには少々疑問を感じます。
どうせ、当せんした人にリベートを差し入れているわけでもないんだから、こういう宣伝はやめるべきだと思います。
東京お台場にある「アクアシティーODAIBA」内にある宝くじ売り場では「大当たりの名所」なんて看板が出ていますが、まだ設置されて2年も経たないのに、そんなに大きなアタリが短期間で出るわけがありません。
【ロト6のリハーサルと計量の状況】
6時開始。43個の高密度ポリスチレンの新球で行われた最初の抽せん。
やはり、ミニロト同様、騒々しいのには変わりはありませんでした。
あと摘出されるときの音がものすごく大きく、何かの拍子に球が破裂するんじゃないのかと心配になるくらい大きな音がします。
リハーサル出目は「27→08→15→18→34→41」の順で出現し、ボーナス数字は「07」でした。
第138回ロト6 リハーサル数字 摘出順
ボーナス数字
これまでの旧球の履歴を参考にして弁護士に決めさせているようで、Aセットが使われると踏んでいた筆者には少々拍子抜けをしてしまいました。
それにしても43個の球の質量は基準の重さ内に収まっているものの、重いものあり、軽いものありで随分まばらです。
ミニロトでもそうでしたけどね。
【今日のボタン押し女性行員】
ギョロっとした目の持ち主。
特徴的な出目を出す人ですが、新球第一回の抽せんではどのような傾向を示すのか、興味深々です。
【本番に突入】
新球第1回となった、第138回ロト6。
「只今から第138回ロト6、数字選択式全国自治宝くじの抽せんを始めます……」
司会受付嬢がボードに記されている原稿を棒読みするわけですが、私ももはやミニロトで190回近く、ロト6でも130回以上生で抽せんを拝見し、リハーサル抽せんを含めれば延べ640回は見ていると思います。
司会受付嬢のセリフなんか、原稿を見なくても出てきてしまうのは少々恐ろしいと思います。
別に覚えようと思って覚えているわけではないんですけど。
「それでは準備いたします。」
舞台中央に司会受付嬢が歩み、みずほ側立会人から43個の球が充填されたアクリル製の球を受け取り、夢ロトくんの攪拌槽に流し込みました。
このときの騒々しさは旧球ではなかった音です。
「シャカシャカ」と攪拌されて、本数字抽せん機に43個の球が落下。
誰もが注目する1個目は「07・赤」が出現。
比較的出にくいとされている色の球が新球第1球目となりました。
期待する2個目は「10・緑」が出現してきました。
18回目のお出まし。
一頃は30番台が暴発していたのに、今回は小さい数字がよく出ます。
やはりセット球のフルモデルチェンジで流れが変わってしまったのでしょうか??
注目する3個目は「09・ベージュ」が出現。
17回目の出現を数えました。
最初の3個で「07・09・10」と出れば「08」が出て4連続数字を期待してしまうのが、観客の遊び心なのかも知れません。
佳境に差し掛かった4個目は「23・ベージュ」が出現。
22回目の出現となりました。
5個目は「16・ベージュ」が出現。
23回目となりましたが、どうも、新球になってから、色の明るい球が頻発する印象があります。黄色とかベージュとか。
この傾向は1等ゲットの水先案内人になるのでしょうか???
最後の6個目は「29・黄」が出現。
17回目となりました。
ここまで、「ミニロト状態」が完成してしまいました。
37個の球がボーナス数字抽せん機に落下。2名の立会人が舞台に上がり、球の勘定を始めました。
ボーナス数字は「18・青」が出現。
結局、完全ミニロト状態が完成してしまいました。
第138回ロト6 本番数字 摘出順
ボーナス数字
くうゥ〜、キャリーオーバーして欲しいですね。
【終了後、とんでもない失態】
当せん番号と、当せん金額を司会受付嬢が読み上げ、
「当せんされた方々に、心よりお祝いを申し上げて、第138回ロト6、数字選択式全国自治宝くじの抽せんを終わります。」
と宣言されて抽せんは終了したのですが、立会人席に近づいてきた一人の若い男性がいました。
この男性、いきなり第一東京弁護士会所属の男性弁護士に、1等の当せん確率を聞いてきました。
こういうとき、私はてっきりみずほ側の立会人男性行員がよどみなく流暢の答えるのかと思いましたが、なにやらすぐに出てきません。
挙句の果てには、抽せんを取り仕切る同僚のみずほの男性行員に質問する始末。
しかし、この男性行員は最近抽せんを仕切るようになった人で、この人が即答するとは私は到底思えませんでした。
結局、私がこの質問してきた男性に、ロト6の購入マークカードの裏に記されている確率の部分を差し出してすべて事なきを得たのですが、どうしてみずほの行員が、しかも宝くじ部に何年もいる行員がロト6の1等当せん確率を知らないのでしょうか?
せめて「43C6」くらいは出てきても良さそうなものです。
ちなみに、今日のみずほ側立会人は調査役のS原A氏でした。
昔から立会人をやっている人です。
ロト6の1等当せん確率は609万6454分の1ですよね。
どうせ、銀行は転勤が多いんだから覚えても仕方ないなんて思っていないだろうな?
みずほ殿。
【神田 弘一・記】
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このページは ミニロト6研究会のコンテンツを原稿元にしています。