2003年(平成15年) 10月16日(木曜日)
「ヘタクソな対策文作成?」
2003年(平成15年) 10月16日。
7月以来のビッグキャリーオーバーで今日の東京内幸町の東京宝くじドリーム館付設の売り場では、売り場管理のオジサンが「今日は4億円が出るかもしれません」と通行人に物凄いセールストークで購入を煽っていました。
しかもハンドマイクまで持って何度も連呼の嵐。
嫌ですね。ただうるさいだけです。
【ロト6のリハーサルと計量の状況】
6時丁度からリハーサルが始まりました。
司会受付嬢は最近3人で廻されているようで、今日は売上の数字の桁を流暢に読めない少々頭の悪い受付嬢でした。
もう長いことやっているんだからスラスラと読んで欲しいのもです。
「只今から、第157回ロト6、数字選択式全国自治宝くじの抽せんを始めます。本日の立会人は全国自治宝くじ事務協議会事務局長代理の………」
と極々いつもと同じ調子で始まったのですが、何だかその後の台本内容が突然、週の中途から変わってしまったのです。
このことに常連客の誰もが気が付きました。
そう、私が2等をゲットした一昨日の抽せんと違っていたのです。
【台本内容:今日の抽せんは録音していましたので、司会受付嬢がドモッた部分まで再現しました】
「抽せんはロト抽せん機で行いますが、抽せん機は上から攪拌機、本数字抽せん機、ボーナス数字抽せん機といたします。投入される43個のボールには01から43までの数字が各1個ずつ記入されております。これからの抽せんでボールが摘出前に飛び出したり、摘出されなかった場合にはその抽せんはやり直しいたします。なお、ボーナス数字抽せん前に、本数字抽せん機からボーナス数字抽せん機にボール(※)を移動させるときに、本数字抽せん機にボールが残った場合には、立会人が残ったボールをボーナス数字抽せん機に移動させます。この場合、本数字抽せんは有効といたします。また全等級に当せん者がいない場合は再抽せんいたします。それではロト6の抽せんを始めます。この宝くじは………(販売実績額〇〇〇億円)」
→ 販売実績額が初めて表記された日
(補足:上記※部分でドモリあり)
※注釈:
この抽せん前の文言は、その後2018年3月まで約15年間続けられました。
以後この文言はカットされ、映像による抽せん説明へと変わりました。
ベテラン行員は、この文言を“今でも完全暗記”されていることと思います。
今日、突然上記の太字アンダーライン部分が付け加えられました。
この台本はこのように活字にして読んでもマドロッコシイ。
これを会場でヘタクソな司会受付嬢が読み上げるのを聞いていたのですが、正直何を言っているのかよく分かりませんでした。
しかも、今日の受付嬢は読点の位置が出鱈目で、やたらと本文を切って読んでいたために、本当に何を言っているのか分からないと観客の一部が困惑していました。
恐らく今日突然渡された文章を「即読め」と命令されたとも思えるこの立ち居振る舞いには対応のまずさが露呈しています。
→ 文言が付け加えられた経緯 その1
→ 文言が付け加えられた経緯 その2
→ 文言が付け加えられた経緯 その3
また、この文章を作成したみずほ銀行宝くじ部の国語力にも疑念を抱いてしまいます。
上記の文章でまずいのは「に」が連発されるところです。
もちろんこの変更は「抗議文その2」に対応したもののようですが、どうして抗議文が提出されて1ヶ月も経ってから変更されるのでしょうか?
どうして早急に対処しないんでしょうか?
しかも週の途中という中途半端なこの日からなのか?
なお、小生だったら次のような文章にしますね。
みずほ殿、勉強しなさい。今日の文章は私が添削します。すぐに対処しなさい。
くだらないプライドはこの際かなぐり捨てて、健全な抽せんを目指すべきです。
あなた方の陶冶性を検証します。
「なお、ボーナス数字抽せん準備の際に、本数字抽せん機からボーナス数字抽せん機にボールが移動せずに残った場合には、立会人が残ったボールをボーナス数字抽せん機に移動させます。この場合の本数字抽せんは有効といたします。」
リハーサル抽せん出目は「01→34→41→20→18→27」の順で出現し、ボーナス数字は「21」でした。
しかし、本数字6個のうち4個は紺球。
今日の抽せんは波乱なのか?
第157回ロト6 リハーサル数字 摘出順
ボーナス数字
今日の外部立会人は全国自治宝くじ事務協議会事務局長代理のN氏。
久しぶりの登場。
みずほ側立会人は抗議文その2の立会いでも登場する調査役のS原氏。
【今日のボタン押し女性行員】
今日のボタン押し女性行員は、比較的昔からボタン押しをしている大T氏。
「04・12・30」のトリオを同時に出現する癖がある人です。
このうち「04」と「12」は3回カップル出現。
しかも無駄に摘出しないという非常に分かりやすい出し方をします。
【本番に突入】
久々の4億円期待に、多くの観客が集結して行われた第157回ロト6の第1個目は「27・黄」が出現しました。
第155回以来の出現で28回目のお出ましとなりました。
「27」は2回出現2回休みという極めて分かりやすい周期を保っていましたが、今日出現したことでリズムが狂うかも知れません。
期待する2個目は「25・紫」が出現してきました。
第153回以来の出現で29回目を数えました。
30回の大台乗せまであと1つです。
アツクナッテ見守る第3個目は「17・紺」が出現。
第151回以来の出現で23回目となりました。
何とも言えない出目となってきてしまいました。
ドキドキしながら見つめた4個目は「08・緑」が出現。
第153回までの3連荘出現以来の出現で23回目のお出ましとなりました。
最近一桁台後半が妙に強いです。
5等でもいいから当たって欲しいと思い見つめた5個目は「05・赤」が登場。
第155回以来の出現で22回目となりました。
最後になった第6個目は「19・赤」が出現。
第144回の1個目摘出以来の出現で22回目を記録しました。
37個の球がボーナス数字抽せん機に落下。
2名の立会人が舞台に上がり、確かにあるかどうか数えていました。
もはや誰も注目していないボーナス数字は「21・ベージュ」が出現。
5回目のお出まし。
第157回ロト6 本番数字 摘出順
ボーナス数字
鈍牛みずほの象徴!
指摘されたことを早急に対処せず、モタモタしているのはみずほ銀行の持株会社であるみずほFGの株価のようです。
他業種と比較すれば株価の上昇は大きいですが、他の三菱東京FG、三井住友FG、UFJHD、三井トラストHD、住友信託銀行と比べると値幅ではやはり鈍牛です。
どうもこの人たちは指摘されたり抗議されると、早急に対処するのではなく、一応無意味な抵抗をするという変な体質があるようです。
イトーヨーカドーの社員を見習いなさい。
すぐに対策を報告してきますよ。
【神田 弘一・記】
【第157回ロト6抽せん概況】
1等は久々の上限4億円が炸裂し、更にビッグキャリーオーバーが2億5091万円発生して次回への再度4億円への望みを繋いだ。
「27」が2回連続出現数字攻略法に則って出現して28回目を記録し、「05」「19」が揃って22回目の出現を数えた。
「08」は直近3連荘出現以来のお出ましで23回目となった。
ボーナス数字は「21」で第134回以来の5回目。
売上はビッグキャリーオーバーの影響で48億4978万円にまで膨れ上がり14億2006万円の大幅増加で急反発した。
4億円期待で観客が大量に集結し、久々に活況の東京宝くじドリーム館となった。
【神田 弘一・記】
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このページは ミニロト6研究会のコンテンツを原稿元にしています。