第193回ロト6抽せん実況中継

2004年(平成16年) 7月1日(木曜日)

「初の舞台回転!」
2004年(平成16年) 7月1日。
東京地方は穏やかに晴れ、過ごしやすい一日となりました。今日は早くも下半期一番初めの抽せんです。
そして今回はロト6ナンバーズのダブル抽せんの初日。
学習効果のない立会人!
先週の抽せんで1等多数当せんによりビックキャリーが消化されたことに少々もの寂しさを感じながらも、私はナンバーズの抽せんを見たことがなかったので、少し期待しながら有楽町から歩いていきました。
今日からダブル抽せんということで、いつもより早くリハーサル抽せんが行われるという噂を聞き、5時過ぎにはドリーム館に到着しました。
5時20分過ぎになると、みずほの行員が大名行列のように列を成して会場控え室に入っていきました。
「いつもより、人数が多いなぁ」と思いリハーサルを待っていると5時27分頃、マイクテストが行われ30分過ぎには無常の扉が開き始めました。

【ナンバーズ・ロト6のリハーサルと計量の状況】
まず現れたのはナンバーズの抽せん機。
「これで抽せんをするのか」、と関心しているとすぐにナンバーズのリハーサルが始まりました。

今日の外部立会人は全国自治宝くじ事務協議会事務局長代理の鈴K氏でした。
みずほ側の立会人はA達氏
歌舞伎役者の中村勘九郎激似の行員で、とても恰幅のよさそうな人です。
そういえばA達氏に関しては疑惑がありましたね。
第252回ミニロトの講評に神田氏が書かれていますが、A達氏が立会人をするときは「27・31」が出やすいということ。
今回はどうなるのでしょうか?

司会の女性行員がナンバーズの説明をし、まずはナンバーズ3のリハーサル抽せんが始まりました。
リハーサル抽せん数字は「865」でした。
続いてナンバーズ4のリハーサル抽せんです。
数字は「8346」でした。
※第1340回ナンバーズ抽せん回。
(本番:ナンバーズ3「597」、ナンバーズ4「8049」)
※週5回リハーサル抽せんより、現在の形式(風車盤に刺さった矢をわざと抜いて落ちた・不発とする演習)が確立。

ナンバーズ3・4合わせて10分かからずにリハーサル抽せんが終わり「味気ないなぁ」というような印象でした。

ここでひとつ問題があることに気づきました。
それはまず、今回からリハーサルが早く始まるということをきちんと明示していないということ。
ナンバーズリハーサル抽せんが終わってからドリーム館に来た玄人(この方はいつもリハーサル抽せんもきちんと見に来るそうです。)は困惑していました。

2つ目に、ドリーム館に置いてある「ナンバーズ申込カード」を手にとって見ると「抽せん日は月・水・金」となったままでした。
テレビや街頭広告で「ナンバーズは毎日抽せん」と大きく宣伝しているのだから、きちんとしてほしいものです。

3つ目はいつものことですが、警備員が今日の抽せんの段取りをまったく把握していなかったこと。
観客に「何時から始まるんですか?」と聞かれても「受付で聞いてください。」というのはちょっとおかしいのではないかと感じます。
抽せん会場で警備をしている限り抽せんの段取りくらい把握していてほしいものです。
ナンバーズ・ロト6のリハーサルと計量の状況
ナンバーズのリハーサル形式の分岐点
さてさて、ナンバーズのリハーサルが終わると立会人は退席し、一旦照明は落とされました。
今回からダブル抽せんのため、ナンバーズのリハーサルが終了すると舞台中央が回転扉のように回転し、壁の向こう側に用意された「夢ロト君」が姿を現すのです。
ナンバーズのリハーサル
「回転するとき後ろに何か見えるかも」という淡い期待をしつつ眺めていましたが、後ろは黒いカーテンで仕切られているだけでなにも見えませんでした。
このときにボタン押し、当せん番号を入力する女性行員が交代しました。
「だから、今日は大名行列の人数が多かったのか。」と一人で納得しロト6のリハーサルを待ちました。
 
6時直前になると立会人が再度登場。
6時ちょうどに照明がつき、ナンバーズのリハーサルのときと同じ女性行員が挨拶をしてロト6のリハーサルが始まりました。
今までは6時ちょうどに無常の扉が開いてから始まっていたので、リハーサル自体が始まるのは少々早くなりました。

立会人、仕切り役の行員はナンバーズのときと変わらず、同じ人達です。
ロト6のリハーサルは淡々と進み、「19→09→03→38→08→23」と出現し、ボーナス数字は「36」でした。

第193回ロト6 リハーサル数字 摘出順

19 09 03 38 08 23

ボーナス数字

36
リハーサルが終了し、ボールの計量に移りました。
今日の立会人2人の計量は割と安心して見ていられます。
計量自体は淡々と進みましたが、近くにいた観客が
「ここからじゃ球の数字が見えにくい。」
「ボールによっては天秤の針先の振れ幅が違って重さが違うんじゃないのかい?」
「今日はいいかげんに抽せんをしているんじゃないかと思って直接見に来たんだよ。」

と呟いていました。
※電子天秤になる前の旧・計量器です。

確かに計量は見にくいし、わかりずらい。
初めて抽せんを見に来た人にもっと分かりやすく、するべきではないかと改めて感じました。
そんなことはお構いなしに計量は終了しました。

【今日のボタン押し行員】
今日のボタン押し行員はS藤という年齢不詳の女性行員。
旧ドリーム館至近のエクセルシオールで一人コーヒーをすすっていたことがあるらしいです。

【ロト6本番に突入】
第193回ロト6の抽せんが始まりました。
さすがにビックキャリーを消化した後のため、販売実績は相当落ち込みました。

1個目は「40・赤」の出現。
第189回の抽せん以来の出現で、通算27回目の出現回数を記録します。

期待する2個目は「18・紫」の出現。
通算30回の大台を数えました。

またまた期待の3個目は「03・紺」。
前回からの連続出現で、リハーサルでも「03」は出ています。

注視する4個目は「04・紫」。
第191回目以来の出現で通算23回目を数え、「03」と連続数字としてでてきました。

なんだかリハーサルと違い濃い色のばかりでるなと思いつつ見つめる5個目は「43・緑」。

これはまたまだキャリーオーバーの期待が出てきたとわくわくしながら見つめる6個目は「31・紺」。
リハーサルの裏を返したように出る目は濃い色のものばかりでした。

ボーナス数字抽せん機に37個のボールが落下し、2名の立会人が数を数えていました。
もはや誰も注目していないボーナス数字は「22・緑」となりました。

第196回ロト6 本番数字 摘出順

40 18 03 04 43 31

ボーナス数字

22
抽せん結果がすべてで終わり、緊張しながら当せん口数の集計結果を待ちます。
1等該当なし、3億3千万円以上のキャリーオーバーという結果に会場も少々どよめきます。
前々回の4億円というキャリーオーバーには及ばないものの来週の抽せんには期待です。

【ナンバーズの抽せんへ】
ロト6の抽せんが終わり、司会が「これからナンバーズの抽せんを行いますので今しばらくお待ちください。」とアナウンスした後、再度舞台が回転し、ボタン押し、当せん番号を入力する行員も交代しました。
この後A達氏がナンバーズ抽せん機の確認をし、抽せん機を空回し
その後またまた登場の司会が挨拶をし、7時7分という微妙な時間からナンバーズの抽せんは始まりました。
結果はナンバーズ3が「597」、ナンバーズ4が「8049」となりました。

ナンバーズは呆気ないほど早く終了し、結局なんにもハプニングが起こらぬまま終わりだと思っていたところ、最後のナンバーズ4の当せん金額を表示を待っていてもなかなか出てこない!
どうやら画面がフリーズしてしまったようで、A達氏が説明・謝罪の挨拶をし、司会の女性行員がアナウンスするだけとなりました。
やはり何か起こると思っていた私は内心にやりとしていました。

今日は抽せん中に会場を見回すとみずほ調査役のU都宮氏C葉氏など数多くのみずほの行員が会場におり、抽せんを眺めていました。
さすがに初めてのダブル抽せんで注目なんでしょう。

ちなみに副館長はリハーサルが始まる前に帰っていましたよ。
今回ロト6でビックキャリーが発生したことで来週はとても混雑が予想されますが、今度はなにもハプニングが起こらないことを静かに願っております。
【山中 佳樹・記】


このページは ミニロト6研究会のコンテンツを原稿元にしています。