第213回ロト６抽せん実況中継

「リハーサルで大トラブル！」
２００４年(平成１６年) １１月１８日。
今日はリハーサルで大騒動が発生しました。
長文です。

【ロト６のリハーサルと計量の状況】
ロト６のリハーサルは定刻通り午後６時に始まりました。
本日のみずほ側立会人は参事役の吉Ｄ和Ｈ氏。
外部立会人は今回も、「全国自治宝くじ事務協議会の委嘱による行政書士」であるＯ田ＴＹ氏。
今日の司会はＯ塚という女性行員。

６時ちょうどにリハーサルが始まり、数字は「２２→２５」と２つ出現。
「では、３つめです」
と司会がコールし、球がぐるぐる回ってしばらくしたところで、中央でぶつかり合った球の１個が、高く上がったかと思うと透明な覆いから飛び出したように見えました。
やがて球はコロンコロンと床に落ちて転がりました。
色は紫、数字は「３５」です。
その間も球の回転は続いていて、
「プシューッ」という音とともに緑色の球が向かって左の抽出口に出てきました。

さて立会人はどうするのかなと見ていると、協議するふうもなく、
「ただいまボールが後ろから飛び出しましたが、ボールが摘出された後に飛び出したと見て、摘出されたボールは有効と致します」
とのアナウンスが。
するとすかさず常連客の一人が
「異議あり！」
と大声でアピール。

しかし吉Ｄ氏は意に介さず、司会に「１８番」と数字をコールさせます。
これに常連は大激怒。
「摘出された球のほうが早く出たってどうして判断できる！」
「動体視力はいくつだ！」
と詰問しますが、吉Ｄ氏は
「私たちの目視で早いと判断しました」
の一点張り。

「そんないい加減なことでいいのか」
「ビデオで確認してみろ」
「曖昧なこといっちゃダメだよ」
となおも抗議する彼に、「まあまあ」と寄って来たのが会場の後ろで見学(視察？)していた非番仕切り役のＦ川氏。
「リハーサルの進行もありますので後日解答します…」
とか何とかいってお取引き願おうとしているようです。
この常連氏は過日問題が起こって抗議したときも当該立会人に謝罪させており、今回も何か沙汰があるやもしれません。
しかし確かに今日のリハで飛び出した「３５」は「１８」の摘出より早かったように感じました。

いつも不思議なんですが、ナンバーズで矢が一旦刺さって落ちた場合は(どこに刺さって落ちたかわかっても)、その数字はやり直しします。
リハーサルではその事態を想定して、ナンバーズ４の十位に刺さった矢をわざわざ引き抜いて抽せんをやり直しをしているのです。

なのにロトではその辺の対処が実に曖昧です。
かつては一旦摘出された球を仕切り役行員がさっと取り上げて、やり直しをしていたこともありました(特に熱心にそれを行っていたのが、神田氏の天敵であったＮ井という行員だったのは皮肉なことですが)。

リハーサルを早くしたいのはわかりますが、本番で同様の事態が起きたらどうするつもりなのか。
今回飛び出た「３５」や抽出された「１８」を買っていた客はどう思うのか、一度マニュアルを見直したほうがいいのではないでしょうか。
それとも立会人には「俺がルールブックだ」と言い切るまでのプロ意識とスキルが身についているのでしょうか。
甚だ疑問です。

このようなすったもんだの末、リハーサル３数字目は「１８」。
以下は事故もなく「３０→２９→１５／ボーナス１１」となりました。

第213回ロト6 リハーサル数字 摘出順

ボーナス数字

第213回ロト6 本番数字 摘出順

ボーナス数字