2006年(平成18年) 3月30日(木曜日)
「会場でも売場でも信じがたい行為が」
2006年(平成18年) 3月30日。
例年より早く桜が満開になりつつある、東京地方は桜が満開なのにも関わらず厚着をしないと寒いというこれもある種異常気象では?と思うこの頃。
本日、前ドリーム館があった内幸町そばの日比谷公園に行ってきましたが、こちらも綺麗な桜が咲いておりました。
さて2005年度最後のロト6。
そして史上最高額である5億超のキャリーオーバーが発生中となっています。
これによりドリーム館には数多くの観客が訪れ、いつもより観客席にはいすが多く置かれていましたが、こちらも満席という状態。
はたして今回のキャリーはどうなるのか!?
それよりも気になるリハーサル開始時刻。
火曜日のミニロトと同じく、ナンバーズのリハーサル抽せんが終わっても立会人2人はその場で着席したまま。
しばらくするとロト6のリハーサルに移行しました。
※注釈:
「映像によるルール説明」を導入した現在は、退席してから再び登場するスタイルを採っています。
ときに6時5分。
先週が6時10分開始でまったく時間的余裕がなかったので、このまま6時5分開始で定着しそうです。
しかし火曜日の立会人の吉D氏は電子天秤の導入の理由に「検定時間の短縮」を挙げていましたが、5分短縮することに大きな意義は見出せないと思います。
それよりも従来どおり6時きっかりに始めたほうが行う側も見ている側もすっきりするでしょうに。
【ロト6のリハーサル】
というわけで、6時5分からロト6のリハーサル抽せんが始まりました。
本日の司会は旧姓K山であるM吉という女性行員。
パンツスタイルでの登場が多い方で本日もパンツスタイル。
立会人は調査役のM者HA氏。
そして外部立会人は「全国自治宝くじ事務協議会の委嘱による弁護士」のM崎KT氏。
何度か立会人として登場していると思います。
リハーサル抽せん時にも観客は盛況で、リハーサル抽せん自体は順調に進み
「24→11→37→41→03→33/31」
という結果になりました。
第284回ロト6 リハーサル数字 摘出順
ボーナス数字
これが本番にどのように影響するのか、楽しみなところです。
その後計量に移りました。
新しい秤になってからこれだけたくさんの観客に見守られながらの計量は初めてだろうと思いますが、ここで秤について少し。
→ 電子天秤に変更予告!
→ 空前のキャリーに秤疑惑!
以前使われていた「無錘上皿桿秤」はパン屋さんで同一メニューのパンの重さを量るときなどに使用されるそうで、一般でも需要があるようです(ただしセット球検定用のものはマイナーチェンジしているようですが)。
しかし今回の「赤緑ランプ付き電子天秤」は恐らく唯一無二なのではないかと思われます。
なにしろ公開でこんなに多くの物の質量検定を行う場所など、日本中探してもここだけでしょうから。
そうすると果してこの「特製電子天秤」は幾らするのか、疑問がふつふつと湧いてきます。
相変わらず不透明性が残るというところでしょうか。
ところで、肝心の天秤の写真、遅ればせながらアップしておきます(注:これは3月28日の火曜日に撮影したものです)。
【本番に突入】
第284回ロト6の抽せんが始まりました。
期待する1個目は「33・黄」でした。
第276回以来で39回目の出現。
注目する2個目は「20・赤」。
第277回以来の出現で40回目。
見守る3個目は「30・青」が出現。
第279回以来の出現で56回目。
出現回数トップ独走数字はビッグキャリーのときもよく出てきます。
ドキドキしながら見つめる4個目は「26・黄」。
第280回以来で38回目。
佳境に入った5個目は「35・紫」が出現。
第281回以来の出現で43回目。
最後を飾る6個目は「38・緑」でした。
なぜかビッグキャリーに滅法強い「38」が最後の最後に出現。
第280回以来の出現で39回目。
なんと本数字がすべて20以上。
30台4個という極端出目です。
もしやこれは…。
ここでトラブル発生。
本数字抽せん機からボーナス数字抽せん機にボールを移そうとしたのに、球が落ちてきません。
最近しばしば見られる不具合ですが、仕切りのF川氏が手で球を落としたのですが、この件に対して何の説明もありませんでした。
→ ヘタクソな対策文作成?
大勢の観客を前にしてこの失態。
信じられないことです。
もう誰も注目していない(いや、観客がこれだけいれば中には注目していた人もいたかもしれない)ボーナス数字は、「04・べ」。
ようやく小さな数字の登場。
ボーナス数字としては第263回以来で、これで9回目。
注目する結果は、さすがに83億強という史上2位の売上がものをいったか、1等は6口。
2億1551万円。
第284回ロト6 本番数字 摘出順
ボーナス数字
【暴動が起きてもおかしくないぞ】
セット球が判明した6時20分に、1000円だけ買い足そうとドリーム館横にある売場へ。
私の前には6〜7人ほど並んでいましたが、あと10分近くあることだし楽勝だろう、と構えていました。
ところがここで事件発生。
4人前に並んでいた中年女性が同じ口で6箇所の通常塗りのほかにクイックピックにも塗っていたらしく、女性販売員に
「これは鉛筆が濃くて消しゴムで消せません。ここのところはあきらめることになりますね」
というようなことを言われていました。
その女性は「えー、そうなの?」と渋っていましたが、私のさらに後ろの男性客から
「なにやってんだ」
と文句が出てあきらめた様子。
でも行列脇にいた整理係(?)の男性に、
「隣の窓口も空いてるんだからこっちでも売ってよ」
とさらにクレーム。
整理係は、
「機械が1台しかないんで…」
と困惑顔。
締め切り直前の塗り間違いは論外といえますが、この女性の不満もわからないではありません。
以前の内幸町時代には暴動になりかねない騒ぎもあったようですし、私は現ドリーム館になってからぎりぎりに来て買えなかった方が「バンっ!!」と机をたたき帰って行ったのも見たことがあります。
せっかくドリーム館に来ているというのに、買えない人が出てくるとまずいのではないかと思います。
しかもその後、さらに信じがたい光景が!
あと2分というのに1000円買って1万円札を出した客に対し、女性販売員は釣り札を出しながら
「5千6千7千8千、9千円のお返しです」
と声を出して数える、というお決まりの仕草をしたのです。
通常ならもちろん問題ないでしょうが、くじが買えるか買えないかという一刻を争うときになんとと悠長な!
しかもそのとき、その女性販売員Aの傍らには、女性販売員Bが何もせずにぼーっと座っていたのです!
「なに考えてんだ!」
とその2人後ろにいた私は心の中で叫びました。
だいたい内幸町では1万円札で買う人がいれば事前に千円札にくずしてあげて、タイムロスがないようにしていたものです。
それなのに整理係らしい男性はそうした配慮も見せず、
「これだと後ろの方は買えないかもねえ」
とつぶやくだけ。ボンクラかアンタは!
結局、私はぎりぎりセーフ。
私の後ろには2人だけいてこちらも買えたようです。
もっともあきらめて列を離れた客もいたようなので何ともいえません。
売場に対しては統一したマニュアルがあるわけではなく、各店舗の判断ということになっているようですが、だとするとドリーム館脇の売場は相当問題ありです。
ロト6のお膝元にこんなどうしようもない売場があるとは、早急に改善を望みます。
【山中 佳樹、西川 明良・記】
【第284回ロト6抽せん概況】
「20」が第277回以来で40回目、「26」が第280回以来で38回目、「30」が第279回以来で56回目。
「33」が第276回以来で39回目。
「35」が第281回以来で43回目。
「38」が第280回以来で39回目。
ボーナス数字は「04」でボーナスとしては第263回以来で9回目。
売上は83億2232万円で前回比33億6176万円の超大幅増。
前回とはうって変わった極端出目ながら売上額がものをいって1等は6口、当せん金額は2億1551万円。
締め切り直前にもかかわらず、悠々と釣り札を数えながら手渡すドリーム館脇の売場には大いに怒りを覚えた。
【西川 明良・記】
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このページは ミニロト6研究会のコンテンツを原稿元にしています。