2003年(平成15年) 6月3日(火曜日)
「新球情報一挙公開!」
2003年(平成15年) 6月3日。
本日はミニロト史上初の使用球フルモデルチェンジの日でした。
通常とは形式を変更してお送りします。
→ 球の材質を変えるらしい!
→ ひと足先に新球公表!
→ 新球第1回のロト6!
→ 夢ロトくん交換!
→ 遂にセット球公開!
【新球初登場はリハーサルで】
一般客の前にリハーサル球として設定された新球は午後5時43分にいつものアクリル製のケースに入れられて登場しました。
一見したところ、旧球と使われている7色と配列は何ら変更はなし。
強いて言えば表面が必要以上にキラキラ輝いている(ポリスチレンだからある意味当然と言えば当然です)のと、あたかも卓球で使うピンポンに塗装を施したという感じで、光にあたるとやや透けているようにも感じました。
ちなみに、リハーサル球の色順は旧球のAセットと同じ並び。
【何と計量の秤まで新調】
旧球は14.73gだったのに対し、新球は14.09g。
東京金町に工場を構える「鴨下精衡所」製作の無錘上皿桿秤までもが新調されていました。
私が散々秤の扱いについて文句を付けてきたことに対する対策のように思います。
しかし、自在に動かせる錘がネジのようなもので固定されているようで、まったくの特注品。
ゼロ点調整しろという要求を拒否でもしたいのかと思わせるような対策。
よっぽどみずほ銀行はやましいことをしているのかと常連客が怒りの一言。
ところが、今日はいつもとやや状況が違いました。
全国自治宝くじ事務協議会事務局長代理として立会いに来た立会人が秤の調整についてみずほ銀行側の行員に注文を付け始めました。
これを見守る常連客は計4名。
調整をするときに、皿に分銅を載せるのですが、この事務局長代理は素手では触りません。
これが本来の分銅の扱いかたで、ピンセットすら用意しないみずほ銀行の行員は皆素手で平気な顔をして触っています。
彼らは何考えているんでしょうか?
また、事務局長代理は調整のときに空調を消すようにと指示しました。
当然精密な秤を調整するのですから、空調が働いていれば風の流れがあるわけで針は振れます。
そんなことも事前に分からないみずほ銀行の行員はその場に4人もいるわけで、もう少し研修すべきです。
もっとも、今日みずほ側立会人としてきていた中村勘九郎激似の男性行員は旧富士銀出身なので、勝手が分からないのかも知れませんけど。
【リハーサルにて】
初めて新球による抽せん。
まず観客をアッと言わせたのは、アクリル製のケースから攪拌槽に流し込まれた新球の音。
ピンポン球のぶつかる音そのものです。
旧球では少々鈍い感じの音でしたが、新球ではまさにピンポンの音です。
言わずとも分かると思いますが、高い音です。
そして攪拌。
これが軽い音で結構うるさい。
本数字抽せん機に落下し、プレートが回転するとなにやらもの凄い騒々しい音が発せられました。
もちろん旧球にはない音。
モーターが逆回転するとき、球がプレートの中央に集まりかけるのですが、このとき、弾性係数(e)がかなり「1」に近いからなのか、「ピョーん」と飛び上がる球が散見。
今回から夢ロトくんに設置された球の場外飛来を防止した柵が設けられましたが、イマイチ中途半端のような気がします。
リハーサル抽せん本数字は「14紫→25緑→26青→05青→01赤」の順で摘出。
そして、26個の球はボーナス数字抽せん機へと落下したのであります。
第202回ミニロトリハーサル数字 摘出順
2名の立会人が球を勘定したあとで、ボーナス数字抽せんが始まりましたが、複数の球が本数字抽せん機の下の部分に衝突していたのを見ていたのは私だけではなかったよう。
このまま天井に挟まったら当然摘出されないわけで、これについての対策が施されているのかは不明です。
【計量では重さがバラバラ】
どうして新球第1回目の計量で31個の球の重さがバラバラなのかが非常に疑問です。
旧球の場合、基準の質量より重いか軽いか、割と31個の球の質量は揃っていました。
それなのに新球はいきなり「01」が軽いなど非常に不思議でありました。
どうして揃っていないのか?
ただ、計量はどれもパスしてとりあえずはOKだったよう。
ちなみに第1回ということもあり、Aセットというネーミングのセットが使用されました。
旧球とまったく同じ色の並びです。
【今日のボタン押し女性行員】
40代半ばくらいのオバサン。
ボタン押しでは古株の方に属します。
晩年の徳川家康の肖像画によく似ている感じの人。
【本番に突入】
記念すべき新球第1回目の第1個目は「18・緑」が登場。
第200回以来、34回目の出現。
2個目は「31・ベージュ」で第197回以来32回目のお出まし。
期待する3個目は「11・緑」で、第192回以来の出現で41回目は最多タイに並びました。
佳境に差し掛かった4個目は「10・ベージュ」で第192回以来38回目。
「11」とはこのときもカップル出現しました。
最後の5個目は「06・紺」で〆。
第195回以来36回目の出現。
ボーナス数字は「25・緑」。
第198回から中途半端な暴発を繰り返し、ボーナス数字としては第200回以来の6回目で、1等は697万円でした。
第202回ミニロト 本番数字 摘出順
ボーナス数字
【くじ券までもがマイナーチェンジ】
本日ドリーム館付設の売り場で購入したミニロトのくじ券が何だかいつもと違うと思ったら、券面表の両端になにやら偽造防止の印刷が施してありました。
右端にはその印刷面に「NUMBERSLOTO」と記されています。
みなさん気付きましたか?
【神田 弘一・記】
※おことわり…特別態勢のため、注目すべき数字は休みました。
【第202回ミニロト抽せん概況】
1等は697万円の45口当せんで口数大幅増加。
「11」が41回目を記録して最多出現タイとなった。
第192回で「11」とカップル出現した「10」は38回目となり、「18」は第200回以来34回目となった。
ボーナス数字は「25」でボーナス数字としては6回目なるも、第198回から「本→ボ→ボ→本→ボ」と中途半端な暴発を継続している。
売上は10億6121万円で1723万円の下落で反落。
高密度ポリスチレンに変更になった新球第1回目の抽せんとなった今回、さまざまなところでモデルチェンジがなされた。
【神田 弘一・記】
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このページは ミニロト6研究会のコンテンツを原稿元にしています。