2006年(平成18年) 3月28日(火曜日)
「ナンバーズ観客がいなくなっていいのか」
2006年(平成18年) 3月28日。
どうにも釈然としない、電子天秤の導入による抽せんの改悪。
上に緑のランプが点けばOK、赤のランプが点けばNG。
「場内の人に規定の範囲内の質量です、ということを知らせるため」
というのはいかにもおためごかし、役人の論理とみました。
なんといっても肝心の質量表示(何gか)は立会人2人しか見えず、真相は闇の中です。
旧天秤なら少しは針の触れで確認できたこともできない。
これでは安っぽいテレビのバラエティ番組で、何を言っても「ウソ」のランプが点くウソ発見器と同じではないでしょうか。
「由らしむべし知らしむべからず」ということわざを思い出しました。
と、ここまでの文章をドリーム館へ行く前に書いておいたのです。
先週木曜のロト6と同じ、6時10分からリハーサル抽せんが始まると思ってのことですが、
慣れとは恐ろしいもので会場に6時ちょうどに着き、ナンバーズのリハーサル抽せんを見ながら「次は10分遅れて来ようか…」と決心しかけたところで、「おや?」。
→ 空前のキャリーに秤疑惑!
なんと立会人がまた着席している。
時計を見ると6時5分。
なんと、木曜から5分繰り上げてリハーサル抽せん開始です。
当HPで
「このまま6時10分開始で何らかのアクシデントがあったら、定刻の45分本番開始に間に合わない恐れもあるのでは?」
と書いたことにすぐさま反応したのでしょうか?
そうだとすれば冥利につきますが、まだ安心はできません。
2、3週は様子を見たいところです。
【ミニロトのリハーサルと検定の状況】
というわけで午後6時5分、ミニロトのリハーサル抽せんが始まりました。
司会はMという女性行員。
一語一語噛みしめるように区切りながら話す。高校生の弁論大会のようなしゃべりかたをする人です。
外部立会人は「全国自治宝くじ事務協議会の委嘱による弁護士」のI渡M氏。
まだ20代とおぼしき女性弁護士。
みずほ側立会人は参事役の吉D和H氏。
リハーサル数字は「07→13→16→15→10/03」となりました。
第348回ミニロトリハーサル数字 摘出順
ボーナス数字
ここで吉D氏がマイクを持ち、
・今回のミニロトよりこの電子天秤を使用すること
・これは検定が正しく行われていることを会場に対してわかりやすくすること
・検定時間の短縮を目的としていること
・さらに秤のランプの意味について(これは先週木曜日に私が書いたのと内容的には同じ)
・秤と最初に精度確認のために置く分銅は公正証書を受けた正しいものであること
などをとうとうと述べた後、検定を始めました。
「わかりやすくする」「検定時間の短縮」について疑義があるのは先にも書いたとおりです。
本当に公正な検定というなら規定の14.09gの質量のプラスマイナス1%の質量なのかどうか、デジタル表示を会場に見せてくれることを切に望みます。
【本番に突入】
第348回ミニロトの抽せんが始まりました。
期待する1個目は、「09・緑」。
第344回以来で49回目。
注目する2個目は「11・黄」。
前回からの連発で69回目。
トップ独走。
見守る3個目は「12・赤」。
第334回以来で47回目。
ドキドキしながら見つめる4個目は「08・青」。
第327回以来で55回目。
なんとこれで「08、09、11、12」と出てきました。
「10」が出れば驚異の5連続です。
さらにいうとリハ数字「07、10、13」の間を抜いて出てきました。
ということは「10」は望み薄か?
佳境に入った5個目は、「18・黄」。
第346回以来で60回目の出現。
ボーナス数字は「23・緑」でした。
ボーナスとしては第273回以来で11回目。
第348回ミニロト 本番数字 摘出順
ボーナス数字
これに対し、その表現はおかしい、という読者の方からのご指摘がありました。
たしかに4個当せんしている人には2等になるか3等になるか、大きな問題で見逃せないでしょうが、これに該当する人(口数)はミニロトで多くて0.1%、ロト6で多くて0.03%というところ。
まして会場にいる人で該当する人は年に2、3人というところでしょう。
そういう意味合い(会場でボーナス数字に関わりのある人はほぼいないだろうという意味)でこの表現を使っているということ、ご理解いただきたいと思います。
説明が長くなりました。
今回は「10」がボーナス数字で出ればある意味注目なので、「もうだれも注目していない」は使いませんでした。
【ナンバーズもとばっちり】
実は月、水、金のナンバーズのリハーサルも、以前より遅れて6時20分に開始されるようになりました。
ナンバーズの常連さんが、
「リハーサルが終わった後買おうとしても締め切りギリギリになる」
と嘆いていました。
このままだとナンバーズのリハーサルを見に来る観客が常にゼロ、という事態も起こりかねません。
観客無視のドリーム館で行われるリハーサル。
果してそれが「公正」といえるのでしょうか。
【西川 明良・記】
→ 空前のキャリーに秤疑惑!
【第348回ミニロト抽せん概況】
1等は10口当せんの1548万円。
「08」が第327回以来で55回目、「09」が第344回以来で49回目、「11」が前回からの連発で69回目。
「12」が第334回以来で47回目、「18」が第346回以来で60回目。
ボーナス数字は「23」でボーナスとしては第273回以来で11回目。
売上は9億9521万円で6735万円の微増。
先週ロト6の6時10分リハーサル開始から、なぜか6時5分に繰り上げてのリハ開始。
大混雑必至の木曜日も同様に5分繰り上げ開始となるのか注目。
【西川 明良・記】
スポンサードリンク
このページは ミニロト6研究会のコンテンツを原稿元にしています。