第798回ロト6 CO額の誤り
みずほ銀行は248,463,449円と発表しましたが、正しくは248,463,448円が正解です(1円多い)。
キャリーオーバー候補額(各等級の賞金ファンド)が合算されたことが原因です。
合算されても必ず発生するということではなく、今回はたまたま合算により1円が位上がりしたため、ということです。
原因は、みずほ銀行の賞金算出システムのチョンボです。
1等〜4等までの賞金ファンドを求める際、円未満3桁まで求めていることが直接の原因です。
これまで発生しなかったのは、上述の通り、合算がなかったからです。
幾ら円未満何桁在ろうと、合算がなければ発生しません(実際の賞金は100円単位になってしまいます)。
みずほ銀行自体、中身を把握できていないのですから。
そのため、万が一みずほ銀行に話をしても、『仕様です』と言い張るでしょう。誰も検証できませんから。
みずほ銀行もシステムを納入(みずほ銀行ではシステムを作っていませんで、委託していますから)する際、検証はしたでしょう。
ですが、機械的な計算だけで、論理的な設計に踏み込んでいないのです(これまでのシステム統合チョンボを見れば十分理解に難しくありません)。
そして、胴元でもやらないような検証を1ユーザーがやっているなど、夢にも思わないでしょう。
ただ、私は幾らでもそこを指摘できます。
賞金ファンドがなぜ円未満3桁も計算されているのか、論理的に誤りだ、と。
なぜなら、現在の賞金額はご存じのように100円単位です。
具体的には賞金ファンドを当せん口数で除し、切り捨てにより100円単位とします。(だからこれまで今回の様なチョンボは絶対発生しません)。
ここが問題ですが、もし、賞金ファンドと言うくらいですから、「そっくり貰える」となったらどうでしょうか。
その場合、みずほ銀行の式で行けば、例えば、123,456,789.999円貰えることになりますが、
円未満の端数0.999円はどうやって払うのでしょうか(多分1円に切り上げて払う、と言うでしょう)。
そんなことは、許されません。
ナンとなれば45%の還元を越えてとなるわけですから。
ということから、賞金ファンドを円未満まで求めることは、算数的には問題在りませんが、論理ミスなのです。
円未満切り捨てなければ誤りなのです。
これまで合算が無かったため発覚しなかっただけなのです。
初めから、みずほ銀行の賞金算出システムにチョンボが潜在していたのです。
それが、第798回目にして露出したのです。
私は何時もロト6の結果(賞金額)を検証しています。
今回、賞金額は合っていましたが、CO額が1円相違して驚きました。
そこで全ての数字を表示したところ、みずほのチョンボが判明したわけです。
関係する数字のみ添付しておきます。
発売額 1,601,434,800円
全対賞金ファンド 720,645,660円(45%)
1〜4等賞金ファンド 514,278,660円(5等賞金を差し引く)
1等賞金ファンド 130,770,777円(配分率25.428%)
2等賞金ファンド 117,692,671円(配分率22.885%)
CO額 248,463,448円(1等+2等)
みずほ銀行は上記の1等賞金、2等賞金のそれぞれファンドを以下のとおり算出しています。
130,770,777.664円
17,692,671.341円
おわかりのように、たまたま円未満の合計で1円の繰り上がりが出てしまったのです。
是非今後は、公式に発表された数字を鵜呑みにすることなく、ご自身の手でもう一度算出してみることをお勧めします。
→ ロト7の配当方法、配当率、配当の考え方
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