ロト7の配当方法
ロト7の配当方法、ご存じですか?
当サイトにもあるように、ロト6、ロト7を比較したとき、
以下のとおり何点かの違いがあります。
@配当率
A末等の配当方法
B全体の配当の考え方
このうち@Aは一目瞭然、誰が見ても分かるでしょう。
簡単に説明しておきますと。
@配当率は以下のとおりです。(当せん確率が基本となっています。)
ロト6 ロト7
1等 25.428% 28.780%
2等 22.885% 10.078%
3等 27.462% 14.102%
4等 24.225% 8.273%
5等 固定(1000円) 20.448%
6等 18.324%
A末等の考え方は見てお分かりのように、ロト6は固定(1000円)ですが、ロト7はミニロトと同じように変動します。
さて、ここからが本題ですが、Bの「全体の配当の考え方」がロト7では改善されています。
これまで何回も言われてきたり、過去の事業仕訳でも指摘されましたが、全体の還元率45%が完璧に近く尊重されているのです。
ではどうなっているか、という前に実際を示します。
COがあったり分かりにくいので、最近の分かりやすい回号を示しています。
第26回ロト7(2013.9.27)では、
発売額 1,822,299,000円
還元額 820,034,550円(今回のCO額を合算済み)
還元率 45.%
切捨額 無し
第797回ロト6(2013.9.19)では
発売額 1,745,255,200円
還元額 784,754,900円
還元率 44.965051529%
切捨額 609,940円
例示は以上ですが、気が付きましたか?
そうです、ロト7では「切捨額」が無いのです。
ではどう考えているのでしょうか。
その前に、そもそも「切捨額」とはナンでしょうか。
これまたお分かりのとおり、配当金は100円単位に切り捨てられます。
この100円未満の端数です。
これがロト6の例示では609,940円となって還元されていないのです。
本題に踏み込みます。
ロト7でも2等級以下の配当の考え方は同じです。
だったら切捨額が発生するのでは。
そうです、発生します。
ただ、それらを全て1等の賞金に含めて(シフトして)払っているのです。
→ 2等〜6等までで発生する「切捨額」(100円未満の端数)を全て1等に集めているのです。
だから出来上がりでは45%の還元が叶うのです。
たまたま例示の第26回ロト7では1等に該当がありませんでした。
この回の1等に払われるであろう賞金ファンドは 236,005,900円でした。
その割には、CO額は 242,988,750円でした。
そうです、差額の 6,982,850円が今回話題にしている 「切捨額」だったのです。
いわゆる2等〜6等で捨てられた端数額だったのです。
(本当に厳密に計算すれば、6,982,807円です、念のため。)
厳密には、これまでの説明も正確ではありません。
ナンとなれば、もしこの額で1等に一人存在すれば全額は貰えません。
最後の750円は700円となり、50円だけ切り捨てられます。
そしてその場合の還元率は 44.999997256%となります。
まあ、限りなく45%に近づきますが。
結論です。
ロト7では、これまで捨てられていた(主催者側の手取りとなっていた)端数額が
全て1等にシフトされ、1等の当たり感覚を増やしている、ということです。
(決め事の還元率28.78%よりも多く貰えている、ということ)
ちなみに、例示の第26回で1等が発生していれば29.63%(+0.85%)の還元率でした。
これで、これまで文句を言われてきた、ロト6の「見えない姑息」を解消した、ということです。
皆さんも毎回検証してみてください。
→ 第798回ロト6 キャリーオーバー額の誤り
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